2016 埼玉サイクルエキスポ(SAITAMA CYCLE EXPO)で試乗させていただいた
車両のレビューをしてみたいと思います。
詳しいSPECとかは、DAHONのHPや各自転車屋さんのブログを参照して
いただいていて”そんなことはわかっているよ”という前提で、
ここでは、ノーマル車両の試乗インプレと、どのようなカスタマイズが
オススメかをお伝えしたいと思います。
試乗インプレ
まず、2016モデルで復活した超軽量8.1kgのDAHON Presto SL(ダホンプレストSL)
からいきましょう。
以前のモデルは、ポリッシュでしたが、2016モデルでは、マットブラック(つや消しの黒)
になって、だいぶ印象が変わりました。個人的には、マット(つや消し)よりもグロス(つや有り)
の方がいいのにと思いました。
カッコいい橋輪さんの限定モデル
以前お伝えしたように、橋輪さんでは、グロスブラックに塗装しなおした
橋輪スペシャルモデルを限定20台をなんと!定価で販売しています!
コチラはノーマルのマットブラックなPresto SL
コチラがグロスブラックに塗り直した橋輪さんのスペシャルモデル
”定価でって?”思う方もいるかと思いますが、ノーマルモデルは10%引き
だそうですが、一度バラしてフレームを再塗装して、再度組み直すという
手間をかけながら、たった10%分の価格で提供しているという、
なんとも太っ腹なことをしてくれます。
もし、買えるなら、間違いなく橋輪さんのPresto SL HRを買います。
話がそれてしまいました。試乗インプレをお伝えしますね。
まず、特徴としてこの小さな16インチHE(ETRTO305)サイズのホイールです。
一般的にホイールサイズが小さくなればなるほど安定性は悪くなる傾向にあります。
16インチよりは20インチ、さらにternが推し進めている24インチとホイールサイズが
大きくなればなるほど安定性が増すわけです。
そのため、みなさんミニベロをカスタマイズする際に20インチだと
ETRTO406からホイール径のおおきなETRTO451にインチアップ
したりするわけですね。
16インチという小さなホイールサイズだと安定性が悪いんじゃないか?
という先入観がありました。
実際乗ってみると・・・
なにこれ!スゲー安定してる!!
20インチ(ETRTO406)サイズのDAHON SPEED D8やVisc D20・P20と
遜色ない安定性で、ビックリしました。
ブラインドテストされてもわからないと思います。
(そんなことしたら運転できないですが・・・)
車体自体は、バッチリなんですが、ギアがですね・・・
シングルギアなので簡単に回しきってしまうので
もっと重いギアがほしい!
試乗中、何度も右手でシフターをエアーでカチカチしたことか。
1枚のギアだけで走るには、重すぎず軽すぎず絶妙な設定なわけですが
やはりここは、特に重いギアが欲しくなってしまいます。
オススメのカスタマイズは?
そこを見越して、ノーマルホイールのまま多段化出来るようになっているのが
Presto SLのエライところです。
銀色のカラーを外せば10速カセットスプロケットが装着可能なハブが
付いています。オプション扱いのディレーラハンガーと
RD、シフター、チェーン、ワイヤー類を揃えれば簡単に10速に多段化できます。
色もブラックで10速になったNEW Tiagra 4700系で必要な部品を挙げてみました。
Derailleur Bracket for Presto SL Presto SL専用ディレイラーハンガー | ||||
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【SHIMANO】シマノ Tiagra 4700 ティアグラ4700(10S) カセットスプロケット CS-HG500-10 11-25T【ICSHG50010125】【4524667328179】 | ||||
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【SHIMANO】シマノ Tiagra 4700 ティアグラ4700(10S) リアディレーラー RD-4700 SS 【IRD4700SS】【4524667927143】 | ||||
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シマノ SHIMANO Tiagra ティアグラ ラピッドファイヤープラス シフトレバー SL-4700 (右レバーのみ) | ||||
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シマノ TIAGRA4700 ティアグラ チェーン CN-HG54 116L AMPOULE | ||||
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ミニベロ乗りの聖地和田サイクルさんでは、価格を抑えるためにあえてTiagra10速ではなく
価格の安いSORA9速で多段化されたモデルが紹介されています。
こちらも有名shopのローロさんでは、なんとホイールを11速対応ハブで組んで
さらに18インチ化してインチアップしています!
スプロケはワイドレシオな11-32Tを装着しています!
ただ、チェーンリングが50Tとサイズダウンしないと干渉してしまうようで・・・
なんか本末転倒的な気がすry・・・
CAPREO化がオススメな理由
ここで、ちょっとギア廻りの計算して比較してみます。
クランク1回転でどれだけ進むかです。
16インチHE(ETRTO305):周長1180mm
18インチHE(ETRTO355):周長1310mm
と仮定して
【Presto SLノーマル】
53T/12T*1.18m=5.21m
【和田サイクルさん:16インチ多段化11-30T】
53T/11T*1.18m=5.69m
53T/30T*1.18m=2.08m
【ローロさん:18インチ多段化11-32T】
50T/11T*1.31m=6.31m
50T/32T*1.31m=2.17m
計算してみるとノーマルのシングルギア(12T)よりも軽いギアがいっぱい増えて
重いギア(11T)が1個しか追加されていないような事に
なっていることがお分かりになると思います。
ノーマルでも重いと感じる、激坂地区に住んでいる、まったりポタリングしたい
という方なら、この方がオススメですが、ほとんどの方がもっとスピード出したいのに
回し切ってしまって重いギアがもっといっぱいあったらなと感じると思います。
こうならないためにも、個人的にはノーマルハブはやめて
リアハブを組み替えてカプレオ化する事をオススメします。
【カプレオ化:16インチ多段化9-26T】
53T/9T*1.18m=7.71m
53T/26T*1.18m=2.67m
そうすればノーマルをセンターに重いギアと軽いギアがそれぞれ
増える形になります。
ちなみに20インチモデルのSpeed Falcoだと
20インチWO(ETRTO451):周長1610mm
【Speed Falcoノーマル】
53T/11T*1.61m=7.76m
53T/32T*1.61m=2.67m
このようにカプレオ化した16インチHEのPresto SLとほぼ同じ
数字だということがわかりますね。
DAHON Presto SL買ってみました その2 ~多段化~ | aslan @ ChromeFree ‘s blog
図を見るとよりわかりやすいですね。
この図を作成されてサイトの方もやはりPresto SLをカプレオハブで
多段化されています。
Bicycles | aslan @ ChromeFree ‘s blog
あれっ?CAPREOハブってOLD135mmでしたね。この方のSPECをみると131mmに
なっているので、ハブの間座を抜いてOLD130mmのロード用のハブ軸に組み替えて
対応しているようにみえます。
そこまで苦労しなくても金澤輪業さんでノーマルより軽量でOLD130mmの
CAPREO互換ハブが販売されていますので、このハブをノーマルホイールに
組み替えればOKですね。
まとめ
ということで、オススメは、グロスブラックの橋輪さんの20台限定のスペシャルモデル
を買って、リアハブを金澤輪業さんのOLD130mmのカプレオ互換ハブに組み替えて
カプレオ化するというものです。いかがでしょう?
そういえば、フロントダブル化している事例をググっても発見できなかったんですが、
何か、できない理由でもあるのでしょうか?
もし購入できるのであれば、個人的にはやってみたいところなんですけどね。
ダホン DAHON 折りたたみ自転車 2016 Presto SL プレストSL【送料無料】 | ||||
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先月あたりから、やっと入荷し始めたようで、今でしたら購入するには、ピッタリの
タイミングです。超人気モデルの上、販売台数もかなり少ないようなので、
すぐに完売することが予想されますので、欲しい方はお早めに決断されることを
オススメしておきます。
後悔しない!大人の折りたたみ自転車ミニベロ選びでした。